2018
油粘土、木材、スタイロフォーム、その他
h.350 × w.490 × d.370 cm
「ちょうこくの森アートライヴ 2018」
彫刻の森美術館、神奈川県
*井上 武吉 1930 - 1997年 1969年に彫刻の森美術館を設計した彫刻家
古今、様々な表現媒体においてモティーフとされてきた箱根の山
それは東海道における難所・要所・関所としての、箱根のもつ地理的・社会的要素によるところが大きいのだろう
個々人の情景によって生み出されてきた無数の表現がその都度寄り集まり貼り合わされ
そしてその集積として浮かび上がってくる箱根の山というイメージ
それは一つ一つにあらゆる想いを含んだ石が数え切れないほど積み重なり
崩壊と変容を繰り返すことによってこそ立ち現れる
“ケルン”の成り立ちと似通ったようにも感じられる