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IMPROVISATIONAL PHONATION

即興的発声

調査によって得られた様々な文脈の断片的キーワードと合わせて“役割の存在しない状態のモノ”を見つめ直し、そのモノが発する(であろう・かもしれない)コエを即興的に発する試み。

企画当初は、広く開かれた形での参加型ワークショップ形式による多様なコエの発声を計画していたが、コロナ渦の状況を鑑みて計画を変更。それぞれが言葉を用いた表現者でありながらも、その方法や領域が異なる数人のゲストに参加してもらうことで、即興性に幅と深度を持たせられないかと考えた。

また実施回数を複数にすることで、調査と即興の掛け合わせ方法についても、その実施過程で都度見直し、様々なバリエーションを実験的に試みることとした。